世界で進むAPI連携:スーパーアプリは失敗、ネイティブアプリとWEBアプリの新たな時代

目次

アプリケーション連携の未来:APIが主役となる

スーパーアプリの失敗

中国におけるスーパーアプリの一つとして知られているのが、WeChat(微信)です。WeChatは中国で非常に人気のあるメッセージングアプリです。このメッセージアプリに、決済やソーシャルメディアなど様々な機能を統合しようとしました。しかし、課題があり失敗似終わりました。

理由は開発ソフトの増大です。あらゆることを網羅しようとしてそれができませんでした。つまり1つのアプリで独占しようとしたところ開発が膨大になり、手をつけられなくなったのです。

その反省を踏まえて生まれたのがAPI連携です。

API連携とは

API連携とは、API(Application Programming Interface)です。異なるアプリケーションやシステム同士が情報や機能を共有し、連携することを指します。わかりやすいのが、SNSのログイン機能です。

分かりやすく言うとアプリ間でデータを引き継ぐことです。

なぜAPI連携が優れているのか?

①開発費用を削減できる

API連携を利用することで、システムやサービスのアプリケーションをゼロから開発する必要がなくなります。自社の得意分野だけにリソースをさくことができるので、開発コストの削減が実現します。足りない機能は他のサービスから持ってくればいいわけです。

アプリケーションの垣根がなくなる

APIを活用することで、アプリケーション同士の垣根がなくなります。様々なアプリやツールを接続することができるので、サービス提供者もユーザーもWin-winです。

③サービスの拡張と柔軟性

API連携により、サービスの拡張性と柔軟性が向上します。APIを介して他のサービスと連携することで、開発の効率性が高まります。ユーザーによりパーソナライズされた体験を提供することができます。

データベースの重要性とAPI連携における役割

DX時代において、データベースは非常に重要な役割を果たします。API連携においても、データベースは重要な要素となります。APIを通じてデータベースを受け渡すことで、異なるアプリケーション間でデータの共有や処理を行うことができます。データベースを受け渡すことで、異なるサービスやシステムが連携し、より一体化したエコシステムを形成することが可能となります。

イメージとしてはGoogleスプレッドシートで作っておけば、フォーム、notion、営業管理ツール、SlackやChatWorkなどあらゆるツールと連携することで、1つのデータとして集約することができます。

APIによってアプリケーション連携できる鍵になる

スーパーアプリの失敗から学び、API連携がますます注目されています。開発コスト削減や柔軟性の向上、ユーザーエクスペリエンスの向上など、API連携は多くの利点をもたらします。

DX時代においては、API連携とデータベースの組み合わせがビジネスの成功に欠かせない技術となっています。API連携を理解していないと、DXの波に置いていかれるでしょう。

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